Video to Video AIの使い方

Video to Video AIは既存の映像から別バージョンを作ります。見やすいショットを選び、残す部分と変える部分を分け、出力全体を確認しましょう。このガイドでは準備、4つのプロンプト例、問題の見直し方を説明します。表紙はワークフローのイラストです。

生成方法の選択

素材と目的に合う方法を選ぶ

元動画の編集、動きの参照、静止画のアニメーション化は、それぞれ出発点が異なります。

Video to Video
元動画1本
既存ショットの動きと構図をもとに、見た目を変える。
Reference to Video
画像・動画・音声の参照素材
外見、動き、カメラ、リズムを別々に参考にして新しい場面を作る。
Image to Video
静止画
最初の構図が決まっており、動きを加えたい。
Text to Video
文章による場面説明
元動画や開始画像なしで新しいショットを作る。
元動画とプロンプト

元動画を準備し、指示の矛盾を減らす

指示を増やす前に、残したい要素が元動画ではっきり見えるか確認しましょう。

連続したショットを選ぶ

急なカット、強いぼけ、長い遮蔽のない、動作がわかりやすい映像を選びます。長い素材は動画編集ソフトでショットごとに分けてください。

残す・変えるの順で書く

元動画+残す特徴+一つの変更+見た目の条件、の順に書きます。たとえば歩く方向とカメラを維持し、夕暮れの光に変えます。

補助画像の役割を一つにする

参照画像を加える場合は、作風、小物、外見のどれを参考にするか指定します。元動画のカメラや動きと矛盾させないようにします。

ちらつきや質感の変化を見直す

安定した素材を選び、質感の指示を簡単にします。矛盾する照明や複数の作風を減らし、元動画と出力の同じ時点を比較します。

形や外見が変わる箇所を探す

顔、手、商品が隠れる場所やぼける場所を確認します。より鮮明な区間を使い、重要な特徴を指定し、変更の範囲を狭めましょう。

カメラと被写体の動きを分ける

左へのパンと右回りの旋回指示は衝突します。まず元のカメラを維持するよう明記し、見た目だけを変えてください。

ワークフロー

4ステップの動画編集手順

元動画を固定し、各プロンプトを記録すると、バージョン同士を比較しやすくなります。

ステップ01

元動画を確認してアップロード

動作、カメラ移動、構図、残したい特徴を把握します。Video to Videoを開き、その動画を1本追加します。

ステップ02

目で確認できる変更を一つ書く

表示された@ラベルを使い、残す特徴を2〜3個と変更を一つ書きます。曖昧な改善要求や矛盾する指示は避けましょう。

ステップ03

編集モードを確認

モデルと入力条件を確認します。このモードの長さや構図はモデルによる元動画の扱いに従います。画面にない調整項目を前提にしないでください。

ステップ04

確認後、一つの条件を変える

冒頭、中盤、終盤を比べ、全体を再生してタイミングやちらつきを確認します。問題があれば元動画の区間か指示のどちらか一方を変更します。

コピー可能なプロンプト

Video to Videoのプロンプト例4つ

@Video1をアップロード後のラベルに置き換えてください。調整用の出発点であり、生成結果を保証するものではありません。

控えめな照明変更

@Video1を編集。ダンサーの動き、テラコッタ色の衣装、カメラ位置、スタジオの配置を維持。照明だけを柔らかな月光と暖色の縁取り光に変更。自然な肌色と一貫した影を保つ。

動きはそのままに、雰囲気を変えたい場合に。

絵画調の動画

@Video1を青緑と黄土色の手描きガッシュアニメーションに変更。旅行者の歩く方向、赤茶色のコート、肩掛けバッグ、海沿いの道、構図を維持。筆の質感を全体で揃える。

画材と少数の色を指定します。

背景の変更

@Video1を編集。コバルトブルーのティーポット、クルミ材の持ち手、注ぎ口、石の台、元のカメラ移動を維持。背景を夜明けの霧の森に変更。新しい光を反映し、ティーポットの接地を保つ。

輪郭、反射、接地影を確認してください。

商品の色違い

@Video1を編集。靴の輪郭、ソール、縫い目、位置、元のゆっくりしたカメラ移動を維持。アッパーの布だけをグレーから落ち着いた深緑に変更。素材感を保ち、文字や小物を加えない。

変更を限定すると形状の変化を見つけやすくなります。

FAQ

編集手順のよくある質問

動画の作風を変えるには?

鮮明なクリップをアップロードし、画材と配色、残す動作と構図を指定します。全体を確認し、一つずつ指示を調整してください。

どんな元動画が適していますか?

被写体が見やすく、動きが読み取れる連続したショットです。強いぼけ、急なカット、長い遮蔽を避けましょう。

プロンプトには何を書きますか?

元動画、残す要素、一つの見た目の変更、重要な条件を書きます。カメラと被写体の動きは分けて説明してください。

出力がちらつくのはなぜ?

不安定な細部、複雑な質感、矛盾する作風や光の指示が影響する場合があります。変更を簡単にし、同じ時点を比較しましょう。

顔や商品の形が変わるのはなぜ?

ぼけ、遮蔽、大きな変化は細部の維持を難しくします。鮮明な区間を選び、競合する参照を減らして変更を絞ってください。

長い動画も一度に編集できますか?

アップロード画面の長さ制限に従ってください。長い作品はショットに分けて生成・確認し、採用した映像を編集ソフトでつなぎます。

Reference to Videoを選ぶのはいつ?

元動画の動きやカメラだけを新しい場面に使う場合です。既存のショット自体を編集するならVideo to Videoを選びます。

手持ちの動画で一つの変更を試す

クリップを準備し、残す要素と変える要素を短く書いてツールを開きましょう。